三一(SANY):2025年10月30日
7〜9月(第3四半期)単独では、売上高が前年同期比10.7%増の212億700万元、純利益が同48.2%増の19億1,900万元と、大幅な増益を確保した。営業活動によるキャッシュフローも145億4,700万元と前年同期比17.6%増となり、収益性と資金効率の両面で改善が見られた。
同社によると、純利益の大幅増は売上高の拡大に加え、製品構成の最適化による粗利益率の上昇と販売・管理費率の低下が寄与したもの。
三一重工は今年に入り、経営方針として掲げる「グローバル化・スマート化・低炭素化」の“三化”戦略を一層推進。世界市場でのプレゼンス拡大、デジタル技術の活用による生産・開発効率の向上、脱炭素社会に向けた製品開発などを強化している。
同社は今後も、グローバル化戦略を深化させつつ、デジタルトランスフォーメーションを推進し、競争力を高める方針。また、低炭素化の取り組みを継続し、持続可能な企業成長を目指すとしている。