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三一国際、25年1~9月期は増収増益、グローバル戦略が寄与

三一(SANY):2025年10月31日

三一国際(Sany International)は10月30日、2025年1~9月期の業績を発表した。売上高は前年同期比14.1%増の181億4,700万元、親会社株主に帰属する純利益は同22.9%増の17億800万元となり、売上高・利益ともに堅調な拡大を続けた。(1元は約21円)

同社は2025年も「高品質経営・発展方針」を堅持し、主力製品である掘進機(トンネルボーリングマシン)や大型・小型港湾機械の採算性が引き続き改善。さらに、液化天然ガス(LNG)設備、太陽光発電、リチウム電池関連といった新規事業分野の売上が急伸し、第2の成長曲線を形成しつつある。

グローバル戦略の効果も顕著で、世界的な資源価格の上昇や米ドル金利の低下を背景に、海外の鉱山・物流関連設備への中長期的な需要が拡大する見通し。これに対応し、同社は海外市場向けに剛性鉱山用ダンプトラック、テレハンドラ(伸縮式フォークリフト)、マイクログリッド(分散型電力網)などの製品群を重点的に展開していく方針を示した。

今後は、「グローバル化」「デジタル・インテリジェント化」「低炭素化」の3大戦略を推進。海外鉱山、物流、マイクログリッドを三つの事業の柱として、新たな生産力の開発と高品質な成長の実現を目指すとしている。

ニュースリリース

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