パルフィンガー(PALFINGER):
2025年10月30日
国際審査員は、同社の革新的な社内広報プロジェクトに対し授与を決定。複雑な社内組織の役割を全従業員に明確に伝えるという同プロジェクトの成果は、現代における効果的な社内コミュニケーションの重要性を示す強力なシグナルとなった。
■AI活用動画で「抽象的な組織」を可視化
パルフィンガーとチチ社が今回受賞したのは、「Your Journey Starts with the PDO」と題された社内キャンペーンだ。毎年数百件のエントリーがある中で選出された本キャンペーンの目的は、新設された「Process & Data Organization(PDO:プロセス&データ組織)」ユニットが社内で担う役割を、全世界の従業員に対し、理解しやすい形で可視化することにあった。
同社はこの課題に対し、従来の広報手法から脱却し、AI支援による動画ストーリーを含む革新的なフォーマットを採用。さらに、明確なメッセージと目を引くビジュアルスタイルを徹底的に活用することで、従来は抽象的で理解しにくかった組織の機能と役割が、世界中の従業員にわかりやすく説明され、大きな成果を収めた。
■審査員も評価「模範となる現代的な広報」
審査員は、複雑なプロセスを「目に見える形」で「理解できる形」にした革新的なアプローチを高く評価。今回のプロジェクトを「模倣の可能性を秘めた、非常に成功した現代的な社内コミュニケーションの模範」と評した。また、「明確なコミュニケーション、動画要素、創造的なビジュアルの組み合わせは、実用的であると同時に説得力がある」とコメントしている。
パルフィンガーのカタヤ・ペッチ(Katja Pötsch)広報部長は、「今回の受賞は、当社の社内コミュニケーションが効果的であることを証明するものだ。クリエイティブな形式と明確なメッセージにより、複雑な問題を核心的に捉え、従業員の一体感と帰属意識を生み出している。これがPALFINGERの強みだ」と語った。チチ社のギュンター・シュミドフーバー(Guenther Schmidhuber)マネージングディレクターも、「若いスタートアップエージェンシーである我々にとって、この受賞は特別な節目となる。大胆で戦略的に強力な当社のコミュニケーションが、国際的な競争の中でもインパクトを与えることを示している」と述べた。
■パルフィンガー(PALFINGER:について
革新的なリフティングソリューションで世界的なベンチマークを確立するテクノロジー・エンジニアリング企業であるPALFINGER。幅広い製品ポートフォリオと地域的な拠点を基盤に、安定的かつ収益性の高い成長を推進しており、「Lifetime Excellence」を掲げ、製品ライフサイクル全体にわたり最高のパフォーマンスを提供する。従業員は約12,350名、世界30カ所に製造拠点を持ち、グローバルな販売・サービスネットワークを構築。1999年よりウィーン証券取引所に上場しており、2024年の売上高は23.6億ユーロを達成している。