・1,000万ユーロ(17.7億円)超を投資し、最新の販売・サービス拠点を整備
クラース(CLAAS):2025年10月28日
新拠点は、30年以上にわたり稼働してきたCLAASセントルム・ランツベルクに代わるもの。従業員46名を擁し、直近では年間売上高1億1,000万ユーロ超を計上していた既存拠点は、経済的には成功を収めていたものの、戦略的発展のための拡張スペースが限界に達していた。
■3つの中核機能を統合
立地選定は、ベルリン環状線やアウトバーンA9、A14、A38に近い交通至便性が重視された。CLAASの中古機械事業グローバル責任者であるフレデリック・プファイル氏は、戦略的優位性を強調する。「この拠点はあらゆる方向から優れたアクセスが可能で、重要な国際中古農業機械事業のさらなる拡大を可能にします」
■研修キャパシティの拡大
製品の複雑化と製品プログラムの拡充に伴い、研修ニーズも継続的に増加している。ファーストCLAAS中古センター・ランツベルク責任者兼中古機械CVG責任者のトルステン・プレール(Torsten Prael)氏は、既存拠点で年間1,000〜1,200名の研修参加者があったことに言及。新アカデミーは、最新の施設と技術設備により、大幅に多くのキャパシティを提供する予定だ。
土地、建物、外構への投資総額は1,000万ユーロ(約17.7億円、177円換算)を超える。起工式には、ビッターフェルト・ヴォルフェン市長のアルミン・シェンク氏をはじめ、グループ幹部、CLAASセントルム・ランツベルクの全従業員が出席した。建設工事はクアカーナック社とブレーマー・バウ社が担当する。
新センター・アンハルトにより、CLAASはドイツの重要市場における販売・サービス活動を強化し、新車・中古車販売の成長促進と、地域の販売店・顧客への信頼性の高い部品供給を推進する。