・高効率・高出力の新型ラインアップで産業用途の省エネ性能を刷新
ボブキャット(Bobcat Company) :2025年10月23日
今回発売されたのは「EA30VS」「EA50VS」「EA75VS」「EA100VS」の4機種で、すでにボブキャットの正規販売代理店を通じて販売を開始している。
■ 高効率と高性能を両立
新EAシリーズは、業界最高水準の性能とエネルギー効率を実現。ボブキャットの製品マネージャー、コーディ・ブライス氏は「EAシリーズは、ボブキャットの産業用圧縮技術における大きな進化を示すものです。優れた流量性能と高効率な電力利用を両立し、電力消費の削減によってお客様の総所有コストを大幅に引き下げます」と述べている。
各モデルには、永久磁石同期モーター(PMSM)を採用したIE5クラスの高効率電動モーターを搭載。さらに可変速ドライブ(VS)が空気需要に応じて出力を自動調整することで、無駄な稼働を防ぎ、省エネ効果を最大化している。高容量の2段圧縮ユニットを上下配置した構造により、馬力レンジ全体で優れた流量性能を発揮。可変速ファンにより理想的な運転温度を維持し、部品寿命の延長も実現している。
■ スマート制御と高い信頼性
操作性にも配慮し、7インチカラーLEDコントローラーを標準装備。最大4台のコンプレッサーを接続して需要に応じた最適制御を行うことができ、日時・圧力帯ごとのスケジュール運転も設定可能となっている。屋外設置にも対応し、堅牢な設計で過酷な環境下でも安定稼働を実現する。
EAシリーズをはじめとする同社の産業用空気圧縮機は、業界最高水準となる5年間の包括保証と米国内拠点によるサービス・部品供給体制でサポートされる。
■ SEMAショー2025に出展
ボブキャットは、11月4日~7日に米ラスベガスで開催される「SEMAショー2025」に出展し、北ホール(ブースNo.12055)で新シリーズ「EA50VS」をはじめ、既存モデル「IA50」および新型タンク搭載機「SA15TD」「SA20T」も展示する。来場者は最新の産業用空気圧縮機とワークサイトソリューションを体験できる。
■ 会社概要
ボブキャットは1958年にコンパクト機械の分野を切り開いて以来、建設・農業・産業の各分野で革新的なソリューションを提供してきた。現在はローダ、油圧ショベル、トラクター、テレハンドラ、フォークリフト、軽圧縮機、ポータブル電源、産業用エア、各種アタッチメントなど幅広い製品を展開している。北米本社はノースダコタ州ウエストファーゴに所在し、世界各地の販売網を通じて顧客を支援している。ボブキャットブランドは、斗山グループ傘下の斗山ボブキャット(Doosan Bobcat Inc.)が所有している。