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リープヘルとJ.メンデス・グループ、20年超の協力関係を拡大―150トンクラス鉱山用油圧ショベル「R 9150」を3台導入

リープヘル (Liebherr ):2025年10月20日

ブラジルを拠点とするリープヘル・ブラジル(Liebherr Brasil LTDA)は、同国の総合企業J.メンデス・グループ(J. Mendes Group)に対し、150トンクラスの鉱山用油圧ショベル「R 9150」を3台納入した。同グループとの取引は20年以上にわたり続くもので、今回の導入で両社の協力関係は新たな段階を迎えた。

■鉱山事業拡大に向けた大型機導入

J.メンデス・グループは鉱業、アグリビジネス、航空など多角的に事業を展開するブラジル有数の企業で、2024年9月に鉱山事業の拡大計画を発表。これに合わせて、より大規模な機械を導入する方針をリープヘルに相談した。その結果、高い生産性と燃費性能を兼ね備え、標準バケット容量9.6m³を誇る「R 9150」が最適機種として選定された。

同社資材部門ディレクターのヴィニシウス・ノゲイラ(Vinicius Nogueira)氏は次のように述べている。
「リープヘルの営業・技術チームが全面的に支援してくれたことで、綿密な検討の末に当社の生産性を大きく高める最適なソリューションを見つけることができました。」

■24時間体制のサポートで稼働を確保

3台のうち2台は2025年半ばに納入済みで、残る1台は2026年初頭に納入予定。いずれもミナスジェライス州ウロプレトおよびコンゴーニャス地域にある同社の鉄鉱石鉱山「Ferro+ Mineração」で稼働する。これらは同鉱山初導入のR 9150となるため、リープヘル・ブラジルは24時間体制の保守サポート体制を構築した。

リープヘル・ブラジル鉱山機械部門の商業マネージャー、ジャイル・マシャード(Jair Machado)氏は次のように説明する。
「今回の新しい段階の成功に向け、経験豊富なスタッフと部品供給体制を備えた24時間サポート網を整備しました。予防保全から修理対応まで技術チームが担当し、グアラチンゲタ支店から部品を迅速に供給することで、高い稼働率を維持します。」

■信頼に基づく20年超の協力関係

J.メンデス・グループの鉱山機械保有台数は、これまでに50台を超えるリープヘル製品で構成されている。内訳はホイールローダー26台(20トン級)、ブルドーザー2台(40トン級)、油圧ショベル23台(37~65トン級)、そして今回新たに加わる150トンクラスのR 9150である。

両社の関係は20年以上前、初のリープヘル製機「R 944 B」油圧ショベルの導入に始まった。その性能が評価され、2005年2月にはブラジル初の「L 580」ホイールローダーを採用し、高耐久・高効率を実証したことが長期的な信頼につながった。

リープヘル・ブラジル商業ディレクターのダニエル・ポル(Daniel Poll)氏は「20年以上にわたり築いたこの強固なパートナーシップは、単なる商業関係ではなく、誠実さ・シンプルさ・相互尊重に基づいた信頼の絆です。今後もさらなる成功と協力を重ねていきたい」と述べた。

またノゲイラ氏も「リープヘル・ブラジルの信頼性の高いサポートと革新的な提案力が、当社の成長と成功に大きく貢献してきた。今後も強固な協力関係を継続したい」と語っている。

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