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ヤマザキマザック、加工能力と高精度を両立した複合加工機「INTEGREX i NEO」シリーズを発売

ヤマザキマザック(愛知県大口町)は10月16日、加工能力の強化と高精度化により高生産性を実現する複合加工機「INTEGREX i NEO」シリーズを開発し、販売を開始した。2025年10月22日からポートメッセなごやで開催されるMECT 2025(メカトロテックジャパン 2025)には、「INTEGREX i-250 NEO」を出展すると発表した。

INTEGREXシリーズは同社のフラッグシップモデルとして長年にわたり進化を続けてきた。今回のi NEOシリーズでは、コンパクトな新設計ミル主軸を採用し、ワーク干渉を抑制することで加工領域を拡大。さらにオプションで20000回転仕様を設定し、主軸構造を最適化して剛性を高めたことで、高速回転下でも鉄系材料のミーリング加工における高い生産性を実現する。

熱変位による精度低下を防ぐため、旋削主軸・ミル主軸の冷却機能を強化。各駆動軸のボールねじ温度情報に基づき全長変化を補正する機能を搭載し、連続加工時でも安定した加工精度を維持できる。

さらに、フロントマガジンを採用することで、多品種少量生産における高頻度の工具段取り替え作業に対応。工具脱着装置や工具仮置台も新たに設置し、段取り作業時のオペレータ負担を軽減した。

ヤマザキマザックは、今後もINTEGREXシリーズの機能向上と技術開発を進め、製造現場における人手不足や熟練技能者不足などの課題解決に貢献していく方針だ。

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