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山口重工業、福岡県飯塚市に新工場建設、現工場を移転

・生産能力を大幅拡大、GX・DX推進の中核拠点に

鉄骨など鋼構造物製造を手がける山口重工業(東京都港区)は、福岡県田川郡添田町の福岡工場を移転し、生産能力拡大を目的とした新工場「九州・中国工場」を飯塚市鯰田地区に建設する。10月14日、同社と飯塚市との間で企業立地協定が締結された。

調印式は飯塚市役所で行われ、山口豊和代表取締役社長と武井市長が協定書に署名した。同社は鉄骨ファブリケーターとして、GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)への積極的な取り組みを進めており、業界内外から高い注目を集めている。

新工場建設予定地は、飯塚市鯰田地区の市有地・民有地を含む約3万㎡。福岡市や北九州市に近く、中国・四国方面への事業展開にも好立地であることから、同社は同地区を新拠点に選定した。

新工場は令和10年(2028年)1月の完成を予定。敷地面積は現福岡工場の約4倍、建物面積は約5倍に拡大する計画で、令和12年(2030年)までに新規雇用20名を見込み、総勢50名規模の生産拠点となる見通しだ。

今回の新工場整備により、同社は生産効率や品質管理体制を強化するとともに、環境対応型のものづくりと地域経済の活性化を推進する方針を示している。

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