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井関農機、直進アシスト搭載トラクタが「みどり投資促進税制」対象機に認定

・環境配慮型農業機械の開発加速へ

井関農機は10月10日、同社製「直進アシスト機能搭載トラクタ(BFシリーズ Z型)」が、農林水産省の「みどり投資促進税制」対象機械に認定されたことを発表した。

本制度は、化学肥料・農薬の使用量削減に資する機械設備の導入を促進するもので、対象機械の取得価格の32%に対して特別償却が認められる税制優遇措置。今回の認定は、BFシリーズZ型トラクタと株式会社タイショー製の高精度ソワー「グランディ」との組み合わせによるもので、精密な施肥作業を通じて環境負荷低減に貢献する点が評価された。

井関農機はこれまでにも、2022年に「可変施肥田植機」、2025年4月には「乗用管理機と高精度畑用中耕防草機」が同制度の対象として認定されており、環境保全型農業機械の開発・普及に積極的な姿勢を示している。

BFシリーズZ型は、無段変速機構を搭載し、作業中でも最適な車速選択が可能。直進アシスト機能により、施肥作業の精度向上と作業負荷の軽減を両立する。これにより、肥料の過剰散布を防ぎ、資材使用量の削減と収量・品質の安定化を実現する。

井関グループは今後も、持続可能な農業の実現に向けたソリューション提供を通じて、環境負荷の低減と生産性向上の両立を目指す方針。

詳細は、ニュースリリース

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