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米キャタピラー、豪RPMグローバルを買収、鉱山ソフト分野を強化

キャタピラー社(Caterpillar Inc. ):2025年10月12日

米キャタピラー(Caterpillar Inc.、NYSE:CAT)は10月12日、オーストラリアのソフトウェア企業RPMグローバル・ホールディングス(RPMGlobal Holdings Limited、ASX:RUL)を買収する契約を締結したと発表した。

RPMグローバルは1977年創業、ブリスベンに本社を置く鉱山ソフトウェアの大手企業で、鉱山ライフサイクル全体を支援するデータ駆動型ソリューションを提供。鉱山分野に特化した技術支援で高い専門性を有している。

キャタピラーのリソースインダストリーズ(資源産業)部門プレジデント、デニス・ジョンソン(Denise Johnson)氏は「RPMグローバルの企業文化やアジャイルな開発姿勢は、当社が重視する“顧客課題の解決”と非常に親和性が高い。同社のソフトウェアは資産管理、車両運行管理、自律化など、当社の既存技術を補完するものであり、協業によって鉱山現場の効率をさらに高め、顧客価値を拡大できる」とコメントした。

本契約はRPMグローバル株主および各国当局の承認を要し、通常のクロージング条件を満たすことが前提となる。取引完了は2026年第1四半期を予定している。なお、キャタピラーの財務アドバイザーはJPモルガン・セキュリティーズLLCが務めている。

キャタピラーは2024年の売上高648億ドルを計上。建設機械、鉱山機械、産業用エンジン、ガスタービン、ディーゼル電気機関車の世界最大手メーカーであり、サステナブルな社会づくりと脱炭素への貢献を掲げている。

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