・一次破砕用途で世界的な信頼
メッツォ(Metso):2025年10月9日
■業界標準を塗り替えた設計思想
従来の経験則に頼らず、高度な工学的研究に基づいて設計されたCシリーズは、モジュール構造と最適化された破砕ジオメトリを採用。非溶接・ボルト締め構造による堅牢性と、積極的な破砕動作による高い処理能力を両立し、業界に新たな基準を打ち立てた。
■納入実績13,000台超、進化する信頼性
発売以来、世界中で13,000台以上が納入されており、信頼性・安全性・高性能・長寿命を兼ね備えたCシリーズは、骨材採掘場や鉱山、各種産業施設における一次破砕の中核を担っている。近年では、保守性向上や安全性強化を目的としたユーザーフレンドリーな機能追加に加え、オートメーションやデジタル接続技術の進化により、破砕制御や状態監視の効率化が進んでいる。
■「顧客の声が進化の原動力」
メッツォのグローバルプロダクトマネージャーであるトゥオマス・タカロ(Tuomas Takalo )氏は、「Cシリーズの成功は、顧客の声に耳を傾け、設計を磨き続け、業界ニーズの先を行く姿勢に支えられてきました。世代を超えて信頼される製品として、日々安全かつ確実にトン単位の処理を実現しています」と語る。
■摩耗部品設計にも蓄積された知見
Cシリーズの設計思想は、メッツォ純正摩耗部品にも反映されており、多様なプロファイルと合金の選択肢により、原料特性や製品仕様に応じた最適なソリューションを提供。トン当たりコストの最小化を実現している。
■グローバルサポート体制と持続可能性への貢献
メッツォは、世界各地のサービス専門家と部品供給拠点によるサポート体制を整備し、迅速な対応と安定稼働を支援。また、骨材・鉱物処理・金属精製分野における持続可能な技術とソリューションの提供を通じて、顧客のエネルギー・水効率の向上、環境リスクの低減に貢献している。
■企業概要
メッツォはフィンランド・エスポーに本社を置き、2024年末時点で約50か国に1万7,000人の従業員を擁し、同年の売上高は約49億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキに上場している。