テレックス (Terex):2025年10月8日
米国サウスダコタ州ウォータータウン発、建設・インフラ機器大手のテレックスは、2025年10月7日に開催された「Utility Expo 2025」において、新型高所作業車シリーズ「TRXシリーズ」を正式発表した。トラブルトラックや配電作業向けに設計された本シリーズは、CDL(商用運転免許)不要でありながら、優れた揚重性能と作業効率を実現する点が特長だ。
■軽量設計による積載力向上と操作性の両立
■新型「Ranger Jib」も同時発表
TRXシリーズと併せて発表された新型ジブ「Ranger Jib」は、軽量化に加え、ピン構造の改良、可動域の拡張、アフターマーケット部品との互換性向上など、複数の技術革新が盛り込まれている。
■主な技術仕様と特長
- 業界トップクラスのプラットフォーム耐荷重:全モデルで最大約227kg(500ポンド)まで対応。オプション構成も選択可能。
- メンテナンス性の向上:シリーズ間で部品の共通化を図り、ブーム部のガラス繊維接着構造により保守負担を軽減。
- 高強度・高絶縁性ブーム:矩形断面のエポキシ樹脂フィラメント巻きガラス繊維ブームを採用し、強度・安定性・絶縁性を確保。
- 操作性と柔軟性:全油圧式制御と4機能シングルスティックコントローラーにより、滑らかな操作を実現。ANSI A92.2規格のカテゴリーCに準拠(一部モデルはカテゴリーBも選択可能)。
製品マーケティングマネージャーのコメント
「TRXシリーズは、性能と汎用性を兼ね備えた設計で、現場のニーズに応える製品です。テレックスは今後も高品質な技術革新を通じて、お客様に最適な価値を提供してまいります」と、製品マーケティングマネージャーのタイラー・シュウィングラー(Tyler Schwingler)氏は語った。