kikai-news.net

スズキ、鋳鉄ノロ取りロボット技術のライセンス契約を草野産業と締結

スズキは10月6日、鋳造工程における鋳鉄の溶解時に発生する不純物(ノロ)の除去作業工程の自動化に関する技術について、草野産業(東京都中央区)よりスズキ保有の特許等使用の申し出を受け、このほどライセンス契約を締結したと発表した。なお、草野産業はこの技術を活用した設備(設備名称:SMART「Suzuki Melting process All operation Robot Technology」)を販売する。

鋳鉄溶解中に必ず発生するノロの除去作業は、高温の炉の近くで行う危険を伴う工程。スズキでは従業員の安全・安心を最優先に考え、2016年8月に大須賀工場へこのノロ除去作業工程を自動化するロボット技術を導入し、安全性の向上を実現した。

この技術は、ノロ除去作業における3K(きつい、汚い、危険)の作業負担を軽減し効率アップに繋げるとともに、高品質なノロ除去作業を可能にし、スズキの「小・少・軽・短・美」の理念を体現している。

今後もスズキは、自社の課題解決だけにとどまらず、そこで得た知見や技術の開発・提供を通じて、産業の発展に貢献していくとしている。

ニュースリリース

モバイルバージョンを終了