スズキは10月6日、鋳造工程における鋳鉄の溶解時に発生する不純物(ノロ)の除去作業工程の自動化に関する技術について、草野産業(東京都中央区)よりスズキ保有の特許等使用の申し出を受け、このほどライセンス契約を締結したと発表した。なお、草野産業はこの技術を活用した設備(設備名称:SMART「Suzuki Melting process All operation Robot Technology」)を販売する。
この技術は、ノロ除去作業における3K(きつい、汚い、危険)の作業負担を軽減し効率アップに繋げるとともに、高品質なノロ除去作業を可能にし、スズキの「小・少・軽・短・美」の理念を体現している。
今後もスズキは、自社の課題解決だけにとどまらず、そこで得た知見や技術の開発・提供を通じて、産業の発展に貢献していくとしている。