・千島下水処理場、返送汚泥ポンプ4台を刷新へ
古河機械金属グループの中核事業会社である古河産機システムズ(東京都千代田区)は10月3日、大阪市建設局から千島下水処理場の返送汚泥ポンプ外設備工事を受注したと発表した。請負金額は約8億6,000万円。工期は2025年3月から2027年6月までの約2年3カ月を予定している。
千島下水処理場は、大阪市大正区のほぼ全域(船町を除く)約736ヘクタールを処理区域とし、敷地面積は約3万6,600平方メートル。大阪市の重要な下水処理拠点の一つとして稼働している。
古河産機システムズのポンプ事業は、足尾銅山での自家消費用製造に端を発し、1920年代には外販を開始した歴史を持つ。耐摩耗・耐食性に優れた製品特性が評価され、全国の浄水場や下水処理場など公共インフラを中心に幅広く採用されている。同社によると、下水処理場向け汚泥ポンプは全国約2,200カ所、約1万2,000台以上が稼働しており、国内シェア約60%を占めているという。
同社は今後もポンプ設備の更新工事を通じて、自治体の設備維持・更新ニーズに対応し、インフラの安定運用に貢献していく構え。
<工事概要>
• 工事名称:千島下水処理場返送汚泥ポンプ外設備工事(その1-1)
• 発注者:大阪市建設局
• 受注者:古河産機システムズ
• 請負金額:約8億6,000万円
• 工期:2025年3月~2027年6月
• 主要機器:返送汚泥ポンプ4台ほか