・脱炭素電源オークション落札案件に連続参画、LNG設備技術でゼロエミッション化に貢献
JFEエンジニアリング(東京都千代田区)は10月2日、大阪ガスら4社が共同出資する姫路天然ガス発電3号合同会社による新設発電所「姫路天然ガス発電所3号機」向け燃料供給設備一式工事を受注したと発表した。発電所は大阪ガス姫路製造所近傍に建設され、発電出力は62.26万kWを予定。2030年度中の運転開始を目指す。
本案件は、2024年4月に経済産業省所管の「長期脱炭素電源オークション」にて落札されたゼロエミッション化を志向する新設電源であり、JFEエンジニアリングは大阪ガス構内に設置される燃料供給設備の設計・施工を担う。これにより、LNGを主燃料とする高効率発電の安定供給を支えるとともに、脱炭素社会への移行を技術面から後押しする。
JFEエンジニアリングは、「エネルギートランジションの加速とカーボンニュートラル社会の早期実現に向け、LNG設備技術の高度化と最適化を通じて持続可能な電力インフラの構築に貢献していく」としており、今後も国内外の次世代電源プロジェクトへの積極的な参画が期待される。
なお、本プロジェクトの出資企業は大阪ガスのほか、株式会社日本政策投資銀行、SMFLみらいパートナーズ株式会社、みずほリース株式会社の計4社。