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HD現代インフラコア、建機業界初の「ゼロ・ウェイスト・トゥ・ランドフィル」プラチナ認証取得

HD現代インフラコア(HD Hyundai Infracore):2025年9月25日

HD現代インフラコアは9月25日、同社仁川工場が国際的な安全・環境認証機関であるULソリューションズ(UL Solutions)から「ゼロ・ウェイスト・トゥ・ランドフィル(Zero Waste to Landfill)」において最高ランクのプラチナ認証を取得したと発表した。建設機械業界で初の事例となる。

ゼロ・ウェイスト・トゥ・ランドフィル認証は、工場における廃棄物の削減・再利用・リサイクル率を評価する国際的制度で、再資源化率に応じてプラチナ(100%)、ゴールド(95~99%)、シルバー(90~94%)の3段階で認証が与えられる。仁川工場は今年、廃棄物の100%リサイクルを達成し、4年連続でゴールド認証を維持してきた記録を上回る成果をあげた。

環境省が公表した2023年の「全国廃棄物発生・処理状況」によると、産業廃棄物の平均リサイクル率は84.4%にとどまっていることから、HD現代インフラコアの数値は極めて高水準といえる。

仁川工場では、製造工程で発生する粉じんを回収してレンガやセメントの原料として再利用するほか、一般廃棄物も焼却処理ではなく細断・粉砕して固形燃料に転換。さらに鋳物砂や使用済み鋳物砂のリサイクル、切削油の再利用、エンジン加工工程での切粉の分別回収など、廃棄物を資源へと転換する取り組みを推進している。

同社は2021年からの4年間で合計706億ウォンを環境関連施設に投資するなど、事業所での環境管理を強化。自主的にカーボンニュートラル達成を掲げており、持続可能な経営の一環として資源循環強化を最重要課題に位置づけている。

同社関係者は「プラチナ認証の取得は当社のESG経営努力を国際的に認められた結果である。今後も資源循環を拡大し、環境負荷の最小化に取り組んでいく」と述べた。

ニュースリリース

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