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アトラスコプコ、圧縮空気・ガス計測のSUTO iTECを買収

・コンプレッサ事業のサービス部門を強化

アトラスコプコ(Atlas Copco Group):2025年10月1日

スウェーデン・ナッカ発 アトラスコプコグループは10月1日、圧縮空気およびガスの計測技術を手がけるSUTO iTEC(以下、SUTO)を買収したと発表した。

SUTOは圧縮空気・ガス向けの計測・監視ソリューションを専門とする企業。本社を香港に置き、中国、ドイツに事業拠点を持つほか、グローバルな販売網を展開している。従業員数は136名で、今回の買収により全員がアトラスコプコグループに加わる。

同社の製品ラインアップには、流量計、電力計、露点計のほか、リークディテクター(漏れ検知器)、圧縮空気純度分析装置などがある。これらの製品は製造業、食品・飲料、自動車、医薬品、エレクトロニクスなど幅広い産業分野で使用されている。

アトラスコプコのコンプレッサテクニック事業エリアのプレジデントであるフィリップ・アーネンス(Philippe Ernens)氏は「SUTOをグループに迎えることを嬉しく思う。同社の専門技術により、顧客の圧縮空気設備におけるエア品質の最適化とエネルギー効率の向上を実現できる」とコメントした。

買収価格は非公開。SUTOの2024年の売上高は約1億3,000万香港ドル(約1億7,600万スウェーデンクローナ)。同社はアトラスコプコのコンプレッサテクニック事業エリア内のサービス部門に組み込まれる。

アトラスコプコグループは圧縮空気・真空ソリューション、エネルギーソリューション、排水・産業用ポンプ、産業用電動工具、組立・マシンビジョンソリューションを提供する4つの事業エリアで構成。2024年の売上高は1,770億スウェーデンクローナ、年末時点の従業員数は約5万5,000名。​​​​​​​​​​​​​​​​

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