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カナデビア、生成AIポリシーを策定

・DX推進に向け信頼性・安全性確保の基本方針を明示

カナデビアは10月1日、ChatGPTなどの生成AI活用に関する基本方針を示す「生成AIポリシー」を策定したと発表した。DX推進や業務効率化が進む中、生成AIの利用にあたり、安心・安全かつ公正な活用を徹底する体制を整える。

同社は「技術と誠意で社会に役立つ価値を創造し、豊かな未来に貢献する」という企業理念のもと、AI利用においても社会との信頼関係を重視。ポリシーでは全従業員(役員・正社員・契約社員・派遣社員を含む)を適用対象とし、業務上の正当な目的に基づく利用を原則とした。違反者には責任を負わせる規定も設けている。

運用と監督は社内のAI利活用推進部門が担い、教育・啓発活動やモニタリング、ルール改善を通じて生成AIガバナンスを定着させる。

基本原則としては、①人間中心のAI活用、②安全性の重視、③公平性の確保、④プライバシー保護、⑤セキュリティ確保、⑥透明性と説明責任、⑦教育・リテラシーと法令遵守、⑧イノベーションへの挑戦――の8項目を明記。最終的な意思決定は必ず人が担い、偏りや誤用によるリスクを抑止するとともに、安心・安全な技術革新を推進する方針を示した。

同社は今後、業務部門ごとに具体的なガイドラインを策定し、生成AIを「人に寄り添う技術」と位置付け、持続可能な社会に貢献する活用を目指す。

ニュースリリース

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