ダイトーケミックス(大阪市鶴見区)は9月26日、福井工場(福井県福井市)において電子材料向けの試作設備を新設する計画を決議したと発表した。
同社は、半導体用感光性材料をはじめとする電子材料の需要拡大を見込み、試作能力の強化を目的に今回の投資を決定した。総投資額は約20億円で、2026年1月に着工し、同年9月の完成を予定している。
本設備の導入により、研究開発から量産化に至るプロセスの迅速化と試作対応力の向上を図り、今後の需要増加に対応する体制を整える。同社は「今期の連結業績への影響は軽微」としており、業績に与える影響が見込まれる場合には適時開示する方針を示している。
<計画概要>
• 対象製品:電子材料(半導体用感光性材料等)
• 所在地:福井県福井市石橋町31字118(福井工場)
• 着工予定:2026年1月
• 完成予定:2026年9月
• 設備投資額:約20億円