小松（中国）、油電ハイブリッド新型ショベル「PC395LC-11M0」を中国市場で発売

小松（中国）投資有限公司は9月23日、中国市場向けに新型油電ハイブリッド式油圧ショベル「PC395LC-11M0」を発表した。新エネルギー分野への取り組みを加速する同社が投入する最新モデルで、省エネ性能と高出力を両立させたのが特徴。

新製品は小松独自開発のインテリジェント・ハイブリッドシステムを搭載。旋回ブレーキ時に発生するエネルギーを発電機で電力に変換し、高性能コンデンサーに蓄積する。その電力は旋回加速やエンジン応答補助に利用でき、エネルギー効率を大幅に高めるとともに、燃料消費量と排出量を抑制。従来のパワーと環境性能を両立させたモデルとして位置付けられている。

PC395LC-11M0は中国市場における建機需要の高効率化・低炭素化に対応するもので、小松（中国）は「強力な施工性能と環境配慮を兼ね備えたソリューション」として訴求する。同社は中国全土の販売代理店ネットワークを通じて販売・サービスを展開し、顧客への導入支援を進める。

同社は「中国のカーボンピーク・カーボンニュートラル目標の実現に貢献し、持続可能な建設を顧客と共に推進する」としており、今後も新エネルギー技術を活用した建機開発を加速させる方針。

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