・ハーベスターや次世代ICTソリューションを披露
コマツは10月5、6の両日、宮城県石巻市の仙台塩釜港(石巻港区)で開催される「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」に出展する。循環型林業の推進に向け、同社の最新機械とソリューションを紹介する。
■欧州仕様林業機械を実演
ICTを活用したSmart Forestry
林業ICTソリューション「Smart Forestry」も紹介する。同システムは現場をデジタル化し、生産性・安全性・持続性を高めるもの。オペレーターと管理者間での情報共有を通じ、最適な運材ルートの選定を可能とするほか、衛星測位技術による精密な作業ガイダンスを提供する。欧州で普及が進む中、日本でも林業機械と連携したトライアル導入が行われている。
■操作体験できる林業シミュレーター
■全旋回式キャリア「CD60R-3」も展示
さらに、6月に発売した全旋回式クローラーキャリア「CD60R-3」(機械質量9.59トン、最大積載6トン)を実機展示する。小型ながら出力を従来比8%向上し燃料消費も低減。10トン積載クラスのトラックでの輸送が可能で、狭い林道にも搬入できる。森林や不整地での資機材運搬を想定した一台となる。
コマツは「本展示会を通じて、持続可能な林業に資する製品とソリューションを広く提案していく」としている。