・主軸出力・送り速度を強化、サイクルタイム短縮と環境性能を両立
DMG森精機は9月18日、横形マシニングセンタ「NHXシリーズ」の第4世代機「NHX 4000 / 5000 4th Generation」(以下、NHX 4th Generation)の販売を開始した。高速・高精度加工と省エネ性能を兼ね備え、連続加工や量産加工の生産性を大幅に高める。
さらに、長時間稼働に課題となる切りくずやクーラント、ミストといった「加工三悪」への対策も強化。大容量クーラントタンク「zero-sludgeCOOLANT pro」などの独自ソリューションにより、安定した無人生産を実現し、清掃やメンテナンス作業の負担を軽減する。操作面では大画面タッチパネルと物理ボタンを組み合わせた「ERGOline X with CELOS X」を搭載し、生産現場のDX推進に対応する。
環境性能の向上も特徴だ。周辺機器のインバータ制御などにより消費電力を削減。従来機「NHX 5000 3rd Generation」で行っていたコントロールバルブ加工を新機種に置き換えると、稼働率が約10%向上し、消費電力・CO2排出量を約30%削減できる。年間ではCO2排出量を約2,078kg減らせるという。
同社は今後、「NHX 5500 / 6300 / 8000 4th Generation」も順次販売予定。また、9月22日からドイツ・ハノーバーで開かれる「EMOハノーバー2025」では、NHX 5000 4th Generationを自動化ソリューション「RPSシステム」と組み合わせて展示する。
詳細は、ニュースリリース