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コマツ、北米で鉱山業界のホワイトペーパーを発表 ― 電動化・自動化による新時代を展望

コマツ北米サイト(Komatsu):2025年9月2日

コマツは、鉱山業界における脱炭素化と次世代の鉱山運営に向けた取り組みをまとめたホワイトペーパー「The Electric Mine 2025: Driving the next wave of transformation」を公表した。

同社は、自動化、相互運用性、デジタル化を組み合わせることで、露天鉱山の電動化と生産性向上を両立し、持続可能な事業運営を推進する姿勢を示している。

■複雑な「電動鉱山」への道
完全電動鉱山の実現には、インフラ不足、多額の設備投資、人材不足、規制の不確実性といった課題が存在する。ホワイトペーパーでは、これらの課題解決には技術革新と現場ごとの運用実態を統合した戦略的なアプローチが必要であると強調している。

今後、鉱山業界は自動化、再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵のさらなる統合に進み、知能的かつ適応的なシステムによって運用される自律型電動フリートの実現を目指す。業界横断的な協力と計画的な導入戦略が、持続可能かつ商業的に成立する「電動鉱山」の鍵になるとしている。

■新時代の基盤 ― デジタル化と電動化

鉱山業界は現在、デジタル化と電動化という二大潮流の収斂によって大きな変革期を迎えている。これにより、効率性・持続可能性・機動性を備えた新たな運営モデルが形成されつつある。

コマツは、こうした流れの中で業界の方向性をリードしており、ホワイトペーパーを通じて同社の取り組みを体系的に提示した。

■産業界での注目

本ホワイトペーパーに関連し、業界誌「Mining Magazine」ではコマツのアンソニー・クック氏(Surface Haulage事業 営業・マーケティング担当バイスプレジデント)をはじめとする業界幹部へのインタビューも掲載されている。

詳細は、ニュースリリース

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