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NSKとTOPPANエッジ、共同開発ソリューションで「自動認識システム大賞」優秀賞を受賞

日本精工(NSK)とTOPPANエッジは9月11日、共同開発した『温度センサー搭載RFIDタグを活用した産業機械設備向け保全管理ソリューション』が、一般社団法人 日本自動認識システム協会主催の「2025年度(第27回)自動認識システム大賞」で優秀賞を共同受賞したと発表した。

今回の受賞は、産業機械の設備保全におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)と自動化を実現するシステムとして高く評価された。

■設備の安定稼働と長寿命化に貢献
受賞したソリューションは、産業機械の軸受やその他重要部位に温度センサー付きRFIDタグを取り付け、リーダーで読み取ることで温度情報とIDを一括取得する。取得したデータはシステム側で時系列に管理・分析され、適切なタイミングでの保全作業を可能にする。

両社は2023年からこのソリューションの共同開発に着手し、すでに複数の製紙・印刷関連メーカーや機械関連メーカーなどで試験導入を進めている。NSKが長年培ってきたベアリングに関するノウハウがシステムに組み込まれており、設備保全の最適化を通じて、顧客の設備の長寿命化と安定稼働に貢献することが期待される。

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