・オープンファクトリー形式で全工程を公開、飲食・体験施設も併設
メガネ販売大手の眼鏡市場(運営:株式会社メガネトップ、静岡市葵区)は9月9日、福井県鯖江市石田上町に新たな製造拠点を建設すると発表した。現キングスター工場を全面リニューアルし、敷地面積1万3,197㎡の国内最大級となるメガネフレーム工場を整備する計画で、2026年1月に着工、2027年7月の操業開始を予定している。総投資額は約44億円。
■鯖江の産業課題に対応
■工場の公開と地域活性化
新工場は製造工程をすべて公開する「オープンファクトリー」として運営。来訪者はフレーム製造の現場を間近で見学できる。さらに、メガネ販売店舗や飲食店、ワークショップ施設を併設し、地域住民や観光客が集う場としても活用。鯖江の新たな観光資源として、産業振興と地域活性化に貢献することを目指す。
<新工場の概要>
• 所在地:福井県鯖江市石田上町26-1
• 敷地面積:13,197㎡(現工場5,670㎡+新規取得7,527㎡)
• 投資額:約44億円
• 着工:2026年1月中旬
• 操業開始:2027年7月
• 製造品目:メタル・プラスチック成型・アセテートの各種フレーム
• 生産能力:年間84万本
メガネトップは国内1,035店舗、海外28店舗を展開する業界最大手。新工場の建設により、製造から販売まで一貫した体制を強化し、メガネ産業の持続的発展に寄与していくとしている。