・21mの作業高さと大容量積載、ゼロエミッションで現場対応力を拡大
フランスの高所作業車メーカー、ホロット(Haulotte)は9月9日、21mの作業高さと750kg(最大4名)の積載能力を備えた新型電動高所作業車「HS21 E」を発表した。フルハイトでの走行も可能で、建設・設備工事など要求の厳しい現場に新たな可能性を提供する。
悪路走行性能も重視され、四輪駆動と車軸ベースのトランスミッションにより高い牽引力を発揮。最大38%の登坂能力を備え、デフロックシステムにより厳しい環境下でも安定した性能を維持する。
さらに、直感的な操作性を追求し、新設計の上部操作ボックスに画面付きのエルゴノミックなインターフェースを採用。リアルタイム表示や比例制御により高所作業時の操作を簡便化した。
デジタル機能も強化されており、機体に統合された「Haulotte Activ’Screen」がアラートやメンテナンス履歴、故障診断データに即時アクセス可能とし、ダウンタイム短縮とトラブルシューティングを容易にする。また、テレマティクス「SHERPAL」により稼働状況やメンテナンスニーズを遠隔で監視でき、フリート管理と稼働率の最適化を支援する。
ホロットは、ゼロエミッションと高度な操作性・管理機能を両立させたHS21 Eを通じ、環境対応と生産性向上を同時に求める市場ニーズに応える姿勢を鮮明にしている。