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新潟機械、桃山新本社・工場竣工、海天国際傘下で世界戦略を加速

海天国際控股有限公司(Haitian International):2025年8月29日

新潟機械新潟市東区)は8月27日、同市東区桃山地区に新本社および最新鋭工場を竣工し、盛大に開所式を開催した。式典には、親会社である海天国際(Haitian International、中国)から張建明董事長、張建峰総裁(海天プラスチック機械総裁)ら経営陣が来場。新潟機械の周峰総経理、小林貴常務取締役とともに、取引先や関係者500名以上が列席し、新拠点の始動を祝った。

開所式で周峰総経理が歓迎の辞を述べ、小林常務は新本社・新工場の特徴と刷新したコーポレートアイデンティティを詳説。「桃山拠点の稼働は、百年企業としての歩みに新たな一章を加えるもの。市場変化に応じた新体制を築き、持続的成長のステージへ移行する起点としたい」と語った。

続いて張董事長は基調講演で、新潟機械が2023年に海天国際集団傘下となって以降、両社がリソース統合・技術協働・文化尊重の理念を堅持してきたことを説明。「今回の新拠点完成は、新潟の精密加工技術に、海天集団のグローバル運営、知能化製造、環境配慮型生産の思想を融合させる成果。今後も研究開発や販売網などの充実したリソースで全面的に支援し、新潟機械に新たな活力を注ぐ」と表明した。

また、取引先代表としてトヤマ楽器製造の外山 毅氏、三協化学工業の境谷 秀氏、三菱電機の大島廉太郎氏が祝辞を寄せ、新潟機械の精密加工分野における専門性と革新性を高く評価。「さらなる協力深化による共創と成長」を期待する声が相次いだ。

新本社・桃山工場は延床面積9,544㎡で、既存3,600㎡の工場と連携し堅固な生産体制を構築。世界水準の自動化設備と多様な生産ラインを備え、効率性・柔軟性を兼ね備えた操業を可能にした。複数品種・小ロットへの対応力を強化し、全体の生産性を大幅に向上させる。また新潟空港・港湾に近い立地を生かし、納期短縮とグローバル展開を加速させる。

新潟機械は今後も「精密・革新・持続可能」をブランド精神に掲げ、桃山拠点を新たな成長エンジンとしてグローバル戦略を一層推進。世界市場に高付加価値製品とサービスを提供し、パートナー各社とともに次世代の高度ものづくりを切り拓いていく考え。

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