kikai-news.net

ボブキャット、災害対策強化で救世軍との連携を拡大

・全米防災月間に88万5千ドル相当の機材を寄贈、災害対応力向上に貢献

ボブキャット社 (Bobcat Company) :2025年9月3日

ノースダコタ州ウェストファーゴ発、コンパクト建設機械大手のボブキャット社(Doosan Bobcat North America社)は、9月の全米防災月間に合わせ、災害対応組織である救世軍との戦略的パートナーシップを通じた防災意識向上の取り組みを発表した。

■自然災害による甚大な被害に対応

米国海洋大気庁(NOAA)の統計によると、2024年の米国では異常気象・気候災害が27件発生し、被害総額は1,827億ドルを超え、記録上4番目に高い損失額となった。特に9月はハリケーンシーズンのピークとされており、洪水、建物損壊、停電、大規模な復旧作業が予想される時期である。

同社は2024年、ハリケーン・ヘレンとミルトンの災害対応において、救世軍に総額88万5千ドル相当の機材23台を寄贈した。寄贈機材にはフォークリフト、ポータブル発電機、照明塔が含まれ、救世軍が機材レンタルのコストと時間を節約し、迅速な災害対応を可能にした。

救世軍全国司令官のマール・ヒートウォル委員長は「ボブキャット社のようなパートナーの存在により、災害で荒廃した地域への迅速かつ効果的な対応が可能になる。同社の寛大な支援により、最も支援を必要とする人々に救済と希望を届けることができる」とコメントした。

■災害対応に特化した機材ラインアップ

ボブキャット社は災害対応に不可欠な機材として、以下の製品を重点的に展開している。

・ポータブル発電機

・ポータブル照明塔

■地域防災への取り組み強化

Doosan Bobcat North America社のマイク・ボールウェーバー社長は「ボブキャット機材は自然災害後の地域復興の最前線で活躍している。救世軍との協力により、当社機材がより大きなインパクトを与え、救世軍の『最善を尽くす』活動を最大限に支援できる」と述べた。

救世軍は全米のほぼ全ての郵便番号エリアに拠点を持ち、災害発生時の迅速な初動対応から長期的な復興支援まで一貫して提供している。最近の災害対応では、ボブキャット社寄贈のフォークリフトが数千パレットの水と食料の荷降ろしに活用され、発電機が移動式厨房や給食所の電源として重要な役割を果たした。

■業界における災害対策の重要性

1958年にコンパクト建設機械業界を創設したボブキャット社は、ウェストファーゴに北米本社を構え、ローダー、掘削機(油圧ショベル)、トラクター、多用途車両、テレハンドラー、芝刈り機、ターフ改修機材、軽量締固め機械、ポータブル電源、産業用エア機器、フォークリフト、アタッチメント、部品、サービスの包括的なソリューションを提供している。

建設機械業界では、自然災害の増加と被害規模の拡大を受け、災害対応能力の強化が重要な課題となっている。同社のような主要メーカーによる災害対応組織との戦略的連携は、業界全体の社会貢献活動のモデルケースとして注目される。

同社は韓国・斗山グループ傘下のDoosan Bobcat Inc.が所有するブランドとして、持続可能な未来に向けた都市建設と地域支援に貢献し続けている。

ニュースリリース

モバイルバージョンを終了