三菱重工グループの三菱ロジスネクストは8月28日、ハクオウロボティクス(東京)と業務提携を結び、同社が開発したウォーキー型自動フォークリフト「AutoFork」の国内販売を9月1日から開始すると発表した。全国のロジスネクスト販売網を通じて展開し、物流現場の自動化・省人化を後押しする。
物流業界では人手不足に加え、配送の小口化や多頻度化への対応が求められ、作業効率の向上が大きな課題となっている。両社は、それぞれの強みを活かし「無人化をもっと簡単に、より身近に」を掲げて共同で市場投入を進める。
走行精度は±10mmと高く、360°障害物検知センサーや非常停止ボタンなど安全機能も装備。最大荷重570kg、揚高1,490mmの仕様で、狭い通路でも小回りが利く。複数パレットを同時に認識して効率的に搬送できる点も特徴だ。
サービス面では、ハクオウロボティクスが自動化機能、ロジスネクストが有人機能をそれぞれ担当し、24時間体制でのサポートを提供する。
両社は9月10~12日に東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2025 第4回INNOVATION EXPO」に出展し、AutoForkの実機デモを実施する。会場では複数台協調制御や設備連携などの最新機能を披露する予定だ。
AutoFork製品ページ:https://hakuou.co.jp/products/autofork/