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リープヘル、Nordbau 2025に最新建機を出展 ― 基礎工事から造園まで幅広く対応

リープヘル(Liebherr):2025年8月26日

リープヘルは9月10日から14日まで、ドイツ・ノイミュンスター(Neumünster)のホルステンハーレン・コンベンションセンターで開催される建設見本市「Nordbau 2025」(ノルドバウ 2025)に出展し、最新の建設機械や再生部品プログラムを紹介する。屋外北エリア(ブースN224)では、基礎工事用機械と土木建機の計3台を展示し、併設パビリオンではリープヘルの「リマン(Reman)プログラム」について情報提供を行う。

Nordbauは北欧地域を代表する建設関連展示会で、建築・基礎工事、商用車、都市工学や環境技術まで幅広い製品が集まる。リープヘルは今回、基礎工事用の「LRB 19杭打ち・削孔機」と高周波バイブロハンマー「LV 23」、土木建機の「A 911コンパクトホイール式油圧ショベル」と「L 506コンパクトホイールローダー」を披露する。

■LRB 19杭打ち・削孔機

「LRB 19」は450kWエンジンと最大トルク180kNmのドリル駆動を備え、ケリー削孔や二重ヘッド工法、ソイルミキシングなど多様な基礎工事に対応する。アタッチメント交換は油圧クイックカプラーで工具不要、運転席から操作可能。位置決めやコンクリート打設を自動化する支援システムも搭載し、安全性と効率を高めている。

■A 911コンパクト油圧ショベル

都市部や狭小現場での作業を想定した小旋回型。後部旋回半径1.6m、前方旋回半径2.1mと小回りが利く。55kWと80kWの2仕様を用意し、高精度な油圧制御と強力な掘削力を発揮する。最高速度は37km/h(Speeder仕様)で、輸送効率を向上。広いキャビンには操作要素の個別調整や直感的な操作システム「INTUSI」が備わる。

■L 506コンパクトホイールローダー

低重心設計で高い安定性と耐転倒性を確保。道路工事、造園、都市サービス、レンタル市場まで幅広く対応可能。Speeder仕様では最高速度30km/h。

油圧式クイックカプラー「Solidlink」によりアタッチメントをキャビンから数秒で交換できる。視界性に優れたキャビン設計と地上からの容易な整備性も特長。

■リマン(Reman)プログラム

展示ブース内パビリオンでは、リープヘルが進める再生部品プログラムを紹介。エンジンや油圧ポンプ、変速機、電子部品などを分解・洗浄・検査し、必要に応じて再加工して再組立てする。新品同等の性能を確保しながら部品コストを最大50%削減できるほか、エンジン再生では最大78%の原材料を節約可能。循環型経済への貢献と顧客のメリットを両立する取り組みとして世界15拠点で展開している。

リープヘルはNordbau 2025を通じ、基礎工事から都市土木、造園まで対応する建機の実力と、持続可能な部品再生の取り組みをアピールする。

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