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日立建機の進歩を推進する研究開発—-HCMEリリース

 Hitachi Construction Machinery (Europe) NV. (HCME、日立建機ヨーロッパ):2025年8月7日

 日立建機株式会社(HCM)は、研究開発費の増額を発表しました。これは、建設業界におけるイノベーションの重要性が高まっていることを示しています。 HCMは、建設機械のリーディングカンパニーとして、顧客の進化するニーズに応えるため、製品の改良とアップデートを絶えず行っています。しかし、デジタル化や脱炭素化といった業界のトレンドが、より大きなイノベーションと迅速な技術進歩を推進しています。
 この状況を踏まえ、HCMは2024年の売上高に占める研究開発費の割合を2.7%に引き上げました。これは2億1,960万ユーロ(2億5,860万米ドル)に相当し、2023年の2.2%から増加し、2021年に費やした2.5%の水準に戻りました。

■機械を超えたソリューション
 HCMは、建設業界で起きている大きな変化に対応し、将来の方向性を示す「LANDCROS」コンセプトを2024年に制定しました。これは、真のソリューションプロバイダーになるという同社の目標と、革新的な製品やサービスを提供したいという意欲を示しています。
 HCMは、業界内で進む「所有から利用へ」の移行や、環境意識の高まりを考慮しています。また、高品質・高性能な機械の必要性だけでなく、機械のライフサイクル全体を通じて運用を最適化するためのソリューションも認識しています。
 最近では、日立建機(ヨーロッパ)が「Bauma 2025」で、未来的なコンセプト油圧ショベル「LANDCROS One」を発表しました。Granstudio社との共同開発により、この機械は、よりスマートで、より安全で、より持続可能な建設の未来に向けた日立のビジョンを体現しています。

 HCMEの社長兼CEOであるフランチェスコ・クアランタ(Francesco Quaranta)氏は次のように述べています。

「LANDCROS Oneは、単なる機械ではありません。これは、新しい建設エコシステムにおいて、機械を超えたソリューションを提供するという当社のコミットメントです。私たちは、イノベーションの新しい波をリードし、次世代の労働力を強化し、建設機械業界の可能性を再定義することを誇りに思います。」
*Construction Briefing誌「世界の主要OEMは研究開発にどれだけ費やしているか」(2025年6月)より

 ニュースリリース
 *リリース内容から「ですます調」で表記しています。

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