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技研製作所、ジャカルタの下水道整備に「硬質地盤クリア工法」を初採用

 技研製作所は8月21日、杭圧入引抜機「サイレントパイラー™」を用いた「硬質地盤クリア工法」がインドネシア共和国で初採用され、首都ジャカルタの大規模下水道整備事業に活用されていると発表した。

 ジャカルタは下水道の普及率が低く、水質汚染が深刻化している。日本の政府開発援助(ODA)のもと、全域で整備工事が進められており、今回の工区は交通量が多く狭隘な市街地に位置する。このため、振動・騒音を抑え、省スペースかつ高精度に施工できる同社の工法が選ばれた。

 現場では、グループ企業の技研施工が元請の共同企業体に対し、現地調査から施工計画、技術指導まで総合的なコンサルティング支援を実施。5月に開催された現場見学会にはコンサルタントや専門工事会社など約50名が参加し、厳しい条件を克服する施工技術が高く評価されたという。

 技研製作所は、今回の採用を足掛かりにさらなる案件獲得を目指す方針。独自技術を通じて海外インフラ整備に貢献し、持続可能な社会の実現に寄与していくとしている。

 詳細は、ニュースリリース

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