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住友建機、新型油圧ショベル「レジェスト」4機種を発売、安全性・快適性・生産性を強化

 住友建機は8月18日、フルモデルチェンジした新型油圧ショベル「レジェスト」の25〜35トンクラス4機種を8月より発売したと発表した。今回のラインアップは標準機のSH250-8(25トン)、SH330-8(33トン)、SH350HD-8(35トン)に加え、後方超小旋回機のSH235X-8(23.5トン)を含む。これにより、12〜20トンクラスに続く中大型油圧ショベルの刷新が完了する。

 新型「レジェスト」は、“Real value, Real satisfaction”をコンセプトに、油圧ショベルの基本性能である生産性・作業性を追求するとともに、オペレータや現場管理者の視点に立った快適性・安全性の向上を図った。SH330-8、SH350HD-8の2機種には「アドバンス仕様機」を設定。IMUセンサー搭載によるペイロード機能、挙動安定化機能、高さ深さ警報など、先進的な機能で利便性と安全性をさらに高めた。

 操作性面では、大型10インチモニターの採用で情報の視認性を向上。手袋使用時にも操作しやすいファンクションスイッチや、エアサスシートの標準装備により、長時間作業でも疲労を軽減する。

 安全面では、全機種に衝突軽減システム「FVM3」を標準搭載。作業者を検知すると自動減速・停止するほか、操作レバー誤作動防止機能やSH235X-8の三色灯による吊り荷警告機能なども装備し、現場での事故リスク低減を図った。

 生産性・省エネ面では、作業モードをSP(Super Power)、P(Power)、ECOの3種類から選択可能。新ECOモードは軽負荷時にエンジン回転数を抑え低燃費運転を実現しつつ、高負荷時は従来通りの作業性能を発揮する。流量バランス調整機能により、アーム・ブーム・旋回操作をオペレータの好みに合わせて最適化できる。

 販売価格(税別)は、SH235X-8が3,100万円、SH250-8が3,360万円、SH330-8が4,330万円、SH350HD-8が4,540万円。販売目標は、標準機3機種合計で年間50台、SH235X-8単体で年間230台としている。

 詳細は、ニュースリリース

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