Wacker Neuson(ワッカー・ノイソン):2025年8月14日
EBIT(利払い・税引き前利益)マージンは上半期で5.2%と前年同期より1.8ポイント低下したが、第2四半期に限れば7.6%と、前期の2.5%から大幅に改善した。これは、2024年に着手した効率化とコスト抑制策の効果に加え、年初以降に積み上がった受注残高が寄与した結果とみられる。
また、純運転資本比率が前年同期の36.3%から32.8%へ改善し、運転資本の効率的な管理が進んでいることを示した。2024年末時点の純運転資本比率は31.7%だった。
ワッカー・ノイソン・グループのカール・トラーグルCEOは、「世界的に変動の激しい環境が継続するなかで、市場回復は緩慢だが、年間目標を堅持する」と述べた。コスト管理の徹底が奏功しており、ドイツのインフラ特別基金などの経済刺激策も短期から中期にかけての追い風になっているという。
■企業概要
ワッカー・ノイソングループは約6,000人従業員を抱える国際的な企業ネットワーク。Wacker Neuson、Kramer、Weidemannの製品ブランドで、建設・造園・農業・自治体・リサイクル・鉄道輸送業界向けに幅広いソリューションとサービスを提供。フランクフルト証券取引所Prime Standard上場(ISIN: DE000WACK012、SDAX構成銘柄)している。