タダノは8月8日、2025年12月期第2四半期累計(1〜6月)の連結売上高が前年同期比16.6%増の1,647億91百万円となったと発表した。国内は建設用クレーンが減少したものの、車両搭載型クレーンや高所作業車が伸び522億53百万円。海外は米国Manitex International社の買収効果もあり、北米・欧州を中心に1,125億37百万円と24.2%増加した。営業利益は88億55百万円(27.9%減)、経常利益は64億26百万円(41.3%減)、純利益は42億89百万円(17.3%減)となった。
製品別では、建設用クレーンが1,031億27百万円(5.4%増)。国内はオペレーター不足や資材価格高騰の影響で219億95百万円(5.1%減)だったが、海外は811億32百万円(8.7%増)と堅調。車両搭載型クレーンは192億79百万円(105.3%増)で、国内が89億29百万円(7.4%増)、海外は103億50百万円(862.9%増)とManitex買収効果が大きく寄与した。高所作業車は141億23百万円(39.4%増)で、国内114億73百万円(21.1%増)、海外26億50百万円(301.3%増)。部品・修理・中古車などのその他は282億59百万円(17.5%増)となった。
通期予想は売上高を3,550億円(21.8%増)に上方修正。米国通商政策の影響や価格転嫁などを織り込みつつ、営業利益は180億円(24.3%減)、経常利益は140億円(33.6%減)と下方修正した。