井関農機が8月8日に発表した2025年12月期第2四半期(1〜6月)の連結決算によると、売上高は前年同期比10.7%増の1,008億68百万円だった。国内の農業機械需要が引き続き堅調で、同20.0%増の658億40百万円となり、全体をけん引した。一方、海外売上はヨーロッパでの為替影響や北米市場の軟化などが影響し、同3.4%減の350億27百万円にとどまった。
営業利益は同97.1%増の43億56百万円、経常利益は同53.6%増の37億92百万円。為替差損の影響で経常利益の伸びは営業利益を下回ったものの、固定資産の売却益により税引前利益は大きく伸長し、同2,236.3%増の47億29百万円となった。親会社株主に帰属する中間純利益は32億73百万円で、前年同期の赤字から黒字に転じた。
■商品別では収穫機が大幅増
国内では収穫調製用機械(コンバインなど)の売上が66.4%増の73億95百万円と大きく伸長。そのほか整地用機械(トラクタなど)は146億75百万円(18.9%増)、栽培用機械(田植機など)は56億90百万円(28.5%増)だった。作業機・補修部品・修理収入は255億88百万円(17.5%増)、農業関連の施設工事なども124億90百万円(5.2%増)と堅調に推移した。
海外では整地用機械が252億97百万円(6.3%増)、栽培用機械が9億87百万円(4.8%増)、収穫調製用機械が4億73百万円(156.2%増)と一部では好調だったが、補修部品・修理収入(37億68百万円、5.5%減)や施設関連(45億円、38.8%減)は振るわなかった。
■通期予想を上方修正、純利益は18億円見込む
同社は今回の決算を受け、2025年12月期の通期連結業績予想を上方修正した。売上高は1,755億円(前期比4.2%増)、営業利益は35億円(82.3%増)、経常利益は26億円(64.8%増)、純利益は18億円を見込む。前期は30億22百万円の最終赤字だった。
業績見通しの前提となる為替レートは、米ドル=143円、ユーロ=165円としている。