日立建機ヨーロッパ、販売・レンタル・流通担当ディレクターにフベルトゥス・ミュンスター氏を任命

・販売・マーケティング部門の戦略的再編を推進、顧客志向と機動力を強化へ

　日立建機の欧州統括会社である日立建機ヨーロッパ（Hitachi Construction Machinery (Europe) NV：HCME）は、7月10日 、2025年7月1日付でフベルトゥス・ミュンスター（Dr. Hubertus Muenster）氏を販売・レンタル・流通管理担当ディレクターに任命したと発表した。今回の人事は、顧客との距離をより近づけ、業務の俊敏性を高めることを目的とした、販売・マーケティング部門の戦略的な再編の一環。

　ミュンスター氏は、農業機械および建設機械分野において20年以上の経験を有し、流通戦略や国際販売の分野で実績を重ねてきた。直近では、世界的な建設機械メーカーにおいて、販売・マーケティング・ネットワーク開発・製品管理部門の責任者を務め、欧州市場における販売活動を統括。市場志向の経営改革やブランド価値の再構築を通じて、事業の変革と業績向上を牽引した。

　さらにHCMEでは、より迅速で柔軟な経営体制の構築と、顧客接点の強化を目的に、2つの重要部門を社長直轄とする組織改編も実施した。

　一つは、ビジネスソリューションおよびカスタマイズ担当ディレクターに就任したレネ・クープス（René Koops）氏。今後もプロダクトマネジメント部門を統括し、欧州市場のニーズに即した製品・ソリューションの提供を推進する。

　もう一つは、ローラ・ヘンドリクス（Laura Hendriks）氏が新たにマーケティング＆ブランドコミュニケーション担当ディレクターに就任。ブランド認知の向上と、2025年のバウマで発表されたコンセプトショベル「LANDCROS One」に象徴される日立のイノベーションを積極的に発信していく役割を担う。

　HCMEは今後も、販売代理店とのパートナーシップ強化、イノベーションの加速、顧客ニーズに応じたソリューションの提供を通じ、欧州市場でのプレゼンス向上を目指す。

　ニュースリリース