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日立建機のコンセプトショベル「LANDCROS One」がレッド・ドット・デザイン賞を受賞

 日立建機ヨーロッパ(Hitachi Construction Machinery (Europe) NV:HCME)は7月1日、同社のコンセプトショベル「LANDCROS One(ランドクロス・ワン)」が、国際的に権威ある「2025年レッド・ドット・デザイン賞(2025 Red Dot Design Awards)」を受賞したと発表した。

 「LANDCROS One」は、2025年4月にドイツ・ミュンヘンで開催された建設機械見本市「バウマ」で初披露された革新的なモデル。日立建機が目指す「よりスマートで、安全、かつ持続可能な建設現場の未来像」を体現する一台で、デザインスタジオGranstudioとの協業により開発された。

 本機は、日立建機が「信頼されるソリューション提供者」から「先進的で技術主導のイノベーション企業」へと転換する戦略を象徴するモデルでもある。電動・ディーゼル・水素の3つのパワートレイン選択肢を備え、柔軟で持続可能な運用を可能にするほか、操作モードも「手動」「AI支援」「自律運転」の3種を搭載。オペレーターのスキルレベルや作業現場に応じて最適な操作が選べる設計となっており、完全遠隔操作にも対応する。

 さらに、AI支援制御、遠隔操作ステーション、360度センサーシステムなど、最先端のデジタル技術を融合。安全性と作業負荷軽減の両立も図っている。

 HCMEのフランチェスコ・クアランタ社長兼CEOは、「LANDCROS Oneは単なる建設機械ではなく、新しい建設業界のエコシステムに向けた当社のコミットメントそのものです」とコメント。「次世代の建設業界を担う人材を支え、業界の可能性を再定義する当社の取り組みが、今回の受賞という形で評価されたことを誇りに思います」と語った。

 「バウマ」での高い評価に続き、世界的なデザイン賞の受賞により、「LANDCROS One」は建設機械業界の次なる革新の象徴として注目を集めている。

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