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コネクレーンズ、アマゾン河港湾向けにモバイルハーバークレーンを追加受注

・スーパーターミナイス社、荷役能力倍増へ

 Konecranes (コネクレーンズ):2025年7月10日

 フィンランドのコネクレーンズ(Konecranes)は7月10日、ブラジル・マナウスに拠点を置く港湾運営会社スーパーターミナイス(Super Terminais)から、同社製の「Konecranes Gottwald ESP.10型 モバイルハーバークレーン」を新たに3基受注したと発表した。これにより、同港におけるアマゾン河でのコンテナや重量貨物の取扱能力が大幅に向上する。

 今回の受注は、スーパーターミナイスが以前に導入した同型クレーンの性能を高く評価したことによるもので、同社が進める港湾インフラ強化の一環となる。マナウス自由貿易地域では大型船舶の寄港が増加しており、貨物量も急速に拡大している。

 スーパーターミナイス社のディレクター、マルセロ・ディ・グレゴリオ氏は次のようにコメントしている。
 「アマゾン地域には今や超大型船が就航し、重貨物の取り扱いが求められています。また、マナウス経済圏の急成長に対応するためにも、高性能で信頼性が高く、環境負荷の低いコネクレーンズのクレーンを再び選びました。荷役能力を倍増させつつ、排出ガスを抑制し、顧客ニーズにも的確に応えていきます」

 今回導入されるESP.10型クレーンは、電動駆動を採用した環境対応型モデルで、岸壁から船倉までの重量物搬送に優れる。柔軟な設置性を持ち、複数の荷役用途に対応可能なため、内陸河川港湾での運用にも適している。

 コネクレーンズは、50カ国以上に約1万6,700人の従業員を擁する荷役機器分野の世界的リーダー。2024年のグループ売上高は42億ユーロで、ナスダック・ヘルシンキに上場している(銘柄コード:KCR)。同社は「より安全で、生産性が高く、持続可能な方法」を追求し、様々な産業に最適なソリューションを提供している。

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