日本鍛圧機械工業会は 7月8日、2025年6月度の鍛圧機械受注実績を発表した。受注総合計は311.0億円で、前年同月比で5.3%増となった。3ヶ月振りの300億円越えだった。とはいえ当月もプレス系は前年割れとなり、板金系、サービス系はプラスとなっている。いずれも国内が牽引している状態であり、輸出は自動車関連が関税問題もあり、先行き不透明が続くものと思われる。
機種別によると、プレス系機械は107.9億円で6.2%減となった。小型プレスが2.7倍、超大型57.4%増、自動化装置27.2%増だったが、中型・大型、油圧プレス、フォーミングはマイナスだった。
板金系機械は124.2億円で22.0%増だった。パンチング74.7%増、ブレーキ・シャ10.5%増、レーザ・プラズマ7.2%増だった。サービス系は78.9億円で0.5%の微増だった。
国内は129.8億円で32.8%増となった。鉄鋼78.4%増、金属42.8%増、一般11.5%増、電気2.1倍だったが、輸送のみ16.9%減だった。
輸出は102.4億円で14.1%減だった。中国向2.4倍、韓国向12.9%増だったが、東南アジア向17.8%減、インド向73.2%減、欧州向57.1%減、北米向28.9%減だった。