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JCB、PlantWorxに再登場―電動マイクロショベルなど注目機種を多数出展

 ピーターバラ(英国)発—-英JCBは7月3日、建設機械見本市「PlantWorx(プラントワークス)」に最新鋭機を多数出展すると発表した。建設・土木、住宅建設、道路、インフラ分野をターゲットとし、注目機種として新型の「145XR」ショートテール油圧ショベル、「Pothole Pro」路面補修機、「558 260R Pro」回転式テレハンドラー、「4CX PRO DualDrive」バックホーローダー、さらに電動マイクロショベル「8008E CTS」などをラインアップに加える。

 中でも8008E CTSは、電動タイプとして今回初めてPlantWorxに登場。都市部や狭小地での作業を想定した機種で、ディーゼル機に匹敵する出力と生産性を実現しつつ、排出ガスや騒音を抑制した。車体重量は1トン未満で、足回りの伸縮機能を備え、1日稼働可能なバッテリー持続時間を誇るという。輸送性、操作性、充電の簡便さも特長だ。

 またJCBブースでは、油圧ショベルやバックホーローダー、ダンプ、転圧機、発電機、アタッチメントなどの既存製品も展示される。

 技術面では、世界初となる水素燃焼エンジンを披露。JCBは既に1億ポンド(約200億円)超を投じて高効率な水素エンジンの開発を進めており、同社のダービーシャー工場で進められているこのプロジェクトは、会長アンソニー・バンフォード氏の主導のもと推進されている。バンフォード氏は社内エンジニアに「水素燃料を内燃機関で実用化する」という難題を投げかけ、革新的な成果を生んだとしている。

 さらに会場外では、オペレーターの技能を競う「オペレーター・チャレンジ」においてJCBがメインスポンサーを務める。参加者は8種目の精密操作を競う内容で、ボードゲームをモチーフにしたユニークな競技形式が注目を集めそうだ。

 ニュースリリース

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