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Hiab(ヒアブ)、MacGregor事業売却の完了時期を10月に延期、中国当局の承認待ち

 Hiab(ヒアブ):2025年7月1日

 荷役機器大手のフィンランド・Hiab(旧社名は、カルマーなどを傘下に持つCargotec)は7月1日、船舶用荷役機器事業「MacGregor(マックグレゴー)」の売却完了時期を当初予定の2025年7月1日から同年10月1日まで延期すると発表した。中国国家市場監督管理総局(SAMR)からの承認が未了のため。

 この売却は、投資ファンドのトライトン(Triton)が買収主体となるもので、2024年11月に売却契約が締結された。欧州連合(EU)をはじめとする他の関連国・地域からの規制当局の承認はすでに取得済みで、承認が出次第、手続きを完了できる状態にあるという。

 MacGregorの事業分離と独立体制の整備は計画通り進んでおり、今回のスケジュール変更によるHiabの財務への大きな影響は見込まれていない。なお、MacGregorは2024年第4四半期から「非継続事業」として会計処理されている。

■ Hiab(ヒアブ)について
 Hiab(ナスダック・ヘルシンキ:HIAB)は、スマートかつ持続可能な車両搭載型荷役ソリューションの世界的リーダー。世界100カ国以上に展開し、直営・パートナーを含む3,000拠点の販売・サービスネットワークを持つ。2024年の継続事業の売上高は約16億ユーロ、従業員数は4,000人を超える。

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