技研製作所(高知市)は6月27日、圧入工事の現場管理を支援する3種のWebアプリを「G-Lab™」シリーズとして正式にサービス開始した。スマートフォンやPCから施工データや機械状態に簡単アクセスできることで、業務の効率化と意思決定の迅速化を目指す。
■クラウド連携でリアルタイム管理が可能に
■圧入工事データを自動収集・共有
「G-Lab Site」では、圧入工事の貫入抵抗や所要時間などのデータを機械から自動でクラウドにアップロードし、進捗管理や関係者間での情報共有を支援。図面や写真も現場ごとに紐づけ可能で、将来の工事計画にも活用できる。また「G-Lab Finder」では、カテゴリ・キーワード検索による技術情報の検索を可能とし、FAQ機能も充実。ユーザーの時間効率を高める設計となっている。
■国際展開進む圧入技術の新たな核
技研製作所は、無振動・無騒音施工を可能にする「サイレントパイラー™」を開発・提供し、世界40以上の国・地域で採用実績を持つ。「G-Lab™」は、その技術力を背景に、クラウド上でデータを一元管理する中核システムとして位置づけられ、今後の機能拡張も視野に入れる。
建設業界が人手不足や資材高騰で揺れる中、技研製作所はDXによる現場改革で一石を投じた格好。
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