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積水化学工業、インド・プネに車輌用射出成型の新工場、現地自動車産業の需要拡大に対応

 積水化学工業(大阪市北区)は6月27日、インド西部マハーラーシュトラ州プネ県チャカン地区に車輌用射出成型品の生産拠点を新設すると発表した。インド国内では6番目の工場となり、現地自動車産業の成長を背景に事業拡大を図る狙いだ。2026年1月の稼働開始を予定し、投資額は約5億円。

 新工場は、現地パートナーであるDipty Lal Judge Mal Private Limitedとの合弁会社「SEKISUI DLJM MOLDING PRIVATE LIMITED」が運営。敷地面積は10,044平方メートル、延床面積6,288平方メートル。四輪・二輪車向けの内外装部品を主力製品とし、現地自動車メーカーの多様なニーズに応える体制を構築する。

 積水化学は2011年からインドで射出成型事業を展開。インド自動車市場の拡大に合わせて拠点を増やしてきた。今回のプネ工場新設により、同社グループのインドにおける生産能力は約15%増強される見通し。2030年にはインドでの売上高200億円を目標に掲げる。

 プネ工場は、インド最大級の自動車産業集積地に立地し、現地での安定した供給体制を強化する。積水化学は今後もインドのモビリティ分野でプレゼンスを高め、グローバルな事業拡大を推進していく方針。

<プネ工場の概要>
所在地:マハーラーシュトラ州プネ県チャカン地区
規模:敷地面積10,044㎡、工場延床面積6,288㎡
生産品目:車輌(四輪・二輪)用射出成型品
稼働時期:2026年1月予定
投資額:約5億円
 同工場は、現地の自動車メーカーが集積する成長エリアに立地し、積水化学グループのインドにおける生産能力を約15%増強する計画。

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