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アイダ、蓄電池用円筒形ケース向け高速プレス「DIS」発売へ、EVや定置用蓄電池の需要増に対応

 アイダエンジニアリングは6月25日、リチウムイオン蓄電池の円筒形ケース成形に特化した専用プレス機「DIS-1600」の販売を開始すると発表した。国内展示会「MF-TOKYO2025」への出展も予定している。

 新製品「DIS-1600」は、生産性と成形精度を高めた高速深絞り加工システム。トランスファー装置を備えた専用プレスで、ストローク×回転数の「SN値」が従来比1.7倍に向上している。空圧式カウンターバランサや防振装置の搭載で加工安定性も高めた。

 さらに、2列取り加工に対応可能な高エネルギー仕様や、プレス機と完全同期する一次元トランスファー装置も備える。潤滑性や省スペース性の向上、安全性や操作性にも配慮した設計となっている。

 蓄電池は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)だけでなく、産業用機器や定置型電源などでも用途が拡大しており、生産能力の拡充が求められている。アイダは新製品を通じ、電動化社会の基盤強化に貢献する構え。

 詳細は、ニュースリリース

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