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千代田化工建設、米国Golden Pass LNGプロジェクト、Train 2&3で基本合意に到達

 千代田化工建設は6月25日、米国で進行中の「Golden Pass LNGプロジェクト」に関し、プロジェクト第2系列および第3系列(Train 2&3)のEPC(設計・調達・建設)契約について、将来のコスト負担に関する顧客との基本合意に達したと発表した。

 同プロジェクトは、千代田化工の米国子会社Chiyoda International Corporation(CIC社、本社:テキサス州ヒューストン)と、米McDermott, LLC(旧CB&I LLC)が、米Golden Pass LNG Terminal LLC(GPX社)から受注している大型LNG(液化天然ガス)プラント建設案件。昨年11月には第1系列(Train 1)に関する契約が締結されており、今回の合意はその続きとなる。

 Train 2&3については、これまで工事と並行してGPX社との契約改定に向けた交渉が進められてきたが、今回、今後発生する費用の精算を含め、費用分担に関して3社間で基本合意に至った。今後は詳細条件の最終調整を経て、正式契約の締結を目指すとしており、契約がまとまり次第速やかに開示する予定。

 同社は2024年3月期決算において、同プロジェクトの完工に必要と見込まれる費用を引当金として計上済み。今回の基本合意による採算改善や引当金の見直しへの影響については、詳細を精査のうえ適時決算に反映するとしている。

 千代田化工建設は、「今後も顧客およびMcDermott社と連携し、プロジェクトの完工に向けて取り組んでいく」としている。

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