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サンドビック、機械加工部門で再編の第1フェーズを実施開始

・年間約3億8,000万クローナ(約57億円、15円換算)のコスト削減見込む

 Sandvik(サンドビック):2025年6月24日

 スウェーデンの大手エンジニアリング企業サンドビック(Sandvik)は6月24日、同社の機械加工部門(Machining)における再編計画の第1フェーズを実施したと発表した。これらの取り組みは、2025年から2030年にかけて段階的に進められる構造改革の一環で、同社の業務効率向上や収益性強化、成長機会の創出を目的としている。

 今回の施策では、組織構造の最適化や生産拠点の集約などを含み、年間約3億8,000万スウェーデンクローナのコスト削減効果が見込まれている。このうち、2025年末までに約40%、2026年末までに約90%の効果が発現する見通しだという。

 再編に伴う費用は約5億7,000万クローナ(約85.5億円)に達する見込みで、2025年第2四半期のEBITAにおける一時的費用(比較調整項目)として計上される。なお、総額のうち約2,000万クローナ(約3億円)は非現金費用で、残りの大半は人員削減に関わる費用であり、対象は約350名となる。

 サンドビックは5月20日の資本市場向け説明会(Sandvik Capital Markets Day)において、2030年に向けた成長戦略の一環として機械加工部門の構造改革方針を表明していた。今回の発表はその具体的な実行段階の第一歩となる。

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