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国際協力銀行(JBIC)、エスケイHDのタイ事業に現地通貨で融資

 国際協力銀行(JBIC)は6月17日、産業用機械の販売・修理を手がけるエス・ケイ・ホールディングス(大阪府)のタイ現地法人S.K. ASIA(SKA)に対し、現地通貨建てで最大2,100万タイ・バーツ(約9,240万円、4.4円換算)の融資契約を結んだと発表した。りそな銀行との協調融資で、総額は3,000万バーツに上る。

 融資は、SKAがタイで展開する産業用機械の販売・修理事業の資金を支援するもの。JBICによる現地通貨建て融資は、2021年6月に続く2度目となる。

 エスケイHDの中核企業であるエス・ケイ・カンパニーは1994年設立の中小企業で、プラスチック射出成形機などの輸出入や保守サービスを展開。2008年にタイ法人を設立し、東南アジアを中心に販路を広げている。近年はアジア全域への展開も視野に入れており、拡大するプラスチック市場の需要に対応している。

 JBICは今回の融資について、「産業用機械のグローバルなサプライチェーン強化につながるもので、日本製造業の国際競争力維持に資する」としており、今後も成長市場での中堅・中小企業の海外展開を資金面から後押ししていく方針を示した。

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