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不二越、富山事業所に太陽光発電を増設、PPAモデルで再エネ導入拡大

 不二越は6月19日、富山事業所歯切工具工場において、第三者所有モデル(PPAモデル)を活用した自家消費型の太陽光発電システム(出力552.96kW)の運用を開始したと発表した。再生可能エネルギーの導入を強化し、カーボンニュートラルの実現を目指す。

 このシステムは日本海ガスが設置・保有し、不二越が全量を自社利用する形で運用される。同社は2022年以降、富山および滑川の両事業所に太陽光発電を段階的に導入しており、今回が4件目となる。累計の発電出力は2,895.82kWに達し、年間で約1,250トンのCO₂排出量削減が見込まれる。

 今回導入されたシステムは、1,152枚のパネルと遠隔監視・計測装置、非常用コンセントなどを備える。省エネルギー法や工場立地法への対応に加え、災害時の非常電源としても活用できる。

 不二越は「引き続き再生可能エネルギーの導入・普及を通じて、気候変動への対応と持続可能な社会の実現に貢献していく」としている。

 詳細は、ニュースリリース

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