kikai-news.net

アトラスコプコ、韓国の圧縮機メーカー「キョンウォン」を買収

・食品、自動車、半導体向けなどに展開、油入式・無給油式スクリュー型も手がける

 Atlas Copco (アトラスコプコ):2025年6月18日

 スウェーデンのアトラスコプコ(Atlas Copco Group)は6月18日、韓国の圧縮機メーカーであるキョンウォン・マシナリー・インダストリー(Kyungwon Machinery Industry Co., Ltd.)を買収したと発表した。キョンウォンは、油入式および無給油式のスクリュー圧縮機、さらに無給油式スクロール圧縮機などの製造を手がけている。

 同社は1968年創業で、京畿道始興市に本社と生産拠点を構える。今回の買収により、126人の従業員がアトラス・コプコに加わる。

 キョンウォンの製品ラインアップは、圧縮空気および空気処理ソリューションに及び、食品・飲料、自動車、半導体など多様な産業に供給している。2024年の売上高は約600億韓国ウォン(スウェーデンクローナ換算で約4億6,500万SEK)だったという。買収額は非公表。今後は、アトラスコプコのコンプレッサ技術事業本部における「インダストリアルエア」部門に組み込まれる。

 アトラスコプコグループは、圧縮空気・真空技術、エネルギー、産業用ポンプ、産業用電動工具、組立・マシンビジョン技術などを主力とするグローバル企業。2024年のグループ売上高は1,770億スウェーデンクローナ、従業員数は約5万5,000人にのぼる。

 ニュースリリース

モバイルバージョンを終了